風景研究所【Lab Landshaft Offical Blog】

ラボ ランドシャフトの公式ブログです。

【お金は思考力である】考えるためにお金が必要な理由

 

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ここで「貧困状態だと、思考力が下がる」とかいている。

 

いったい、どれだけ下がるのだろうね。

 

親子で餓死する人の思考

 

貧乏は視野と思考を狭くしてしまう

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この記事には、実際に親子で餓死してしまった人のニュースと、

身近でそういう人を知っている筆者の思いが書かれている。

 

この中でこんなことを書いている。

 

親や友人、あるいは行政に助けを求めれば……といった意見が必ず出てくるが、それができない、というよりそういう発想すら出てこない精神状態になる。

 

餓死するような経済状況なら、実家の両親に相談するのでは?

生活保護だって選択肢に入るだろう。・・・。と思うかもしれない。

 

そんな状況に陥ったときの精神状態というのは、普通じゃない。

自分のことを客観的に見られないし、目先のことしか目に入らなくなってしまう。目先とは、「腹減った、なんか食いてぇ」と、何も入っていない冷蔵庫を、何度も開けてしまう。

先のことが考えられなくなる。将来の目標とか、1年後、1か月後のことすら考えられない。今日、どうするか、明日はどうするか、そこで思考は止まる。

ギリギリになるまで、誰かに助けを求められない。迷惑をかけたくないという気持ちと、自分が情けなくて恥ずかしいからだ。悶々と悩むが、思考が狭い範囲でループして、堂々巡りになってしまう。

そして、「腹減った……」と振り出しに戻ってしまうのだ。

 

何も入っていない冷蔵庫を開けたって、空腹は満たされない。

 

止まった水道、電気、ガスの中では、明日の飲み水すら、ない。

 

そうなると、もう今日のことも考えられない。

 

「腹減った」しか考えられなくなる。これが、貧困の思考力の低下の最たる例だ。

 

貧しいと先のことを考えられなくなる

先ほどの例は最たる例だけど、何ももっと身近にもある。

 

例えば、安い服を選んで買っている人。

 

安い服は、購入時点では安いが、耐久年数はみじかい。

 

逆に、高い服は(もちろん物にもよるが)耐久年数はながい。

 

一着 千二百円の服を一年ごとに買う人。

一着 一万円の服を5年ごとに買う人。

 

5年で服にかけるお金の差は、いくらかな?

一着2000円の差だけじゃなく、高い服のほうがそれだけいろんな場所で使える。

 

ここまでわかったうえで、なんで安い服を買うのだろうか。

 

それは、選択肢がないから。

安い服しか買えないから。

 

 

未来まで考えると、良い物を買った方がいい。という選択肢を選べないから。

 

組織もお金がないことによる思考力低下を起こしてる

同じことは会社や国もおこしている。

 

優秀な技術者であっても、経営難で大量リストラしてしまい、優秀な技術者が移動した海外の会社に負ける。

 

新人を入れるより、今働いている人を残業させた方が人件費が下がる。

そう判断して、結果的に能力のある人が辞めていき、会社が維持できない。

 

「その時の経営者の判断ミスだ!」なんて言うのは簡単です。

 

でも、なんでそんな判断ミスをする人が増えているのでしょうか。

 

それは、簡単。お金がないから。

 

仮に長期的な視点を持てるのならば

 

大量リストラで人件費を削ろう

→今は赤字でも研究をしてもらって、次の人気商品を作ってもらえれば取り戻せるぞ!

 

残業させて人件費を落とそう

→新人を入れないと、会社の今後や今の人間が辞めた際の保険にもなるぞ!

 

こんな解決策もあるでしょう。

でも、こういう考えを選べなくなるのが、お金がない、貧困状態です。

 

例えば、任天堂の内部保留金は、今、50年何もしなくても社員を養えるくらいあるそうです。

 

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でも、この記事で書いたとおり、お金を貯めていることには意味がないのです。

 

長期的に何かあった際の保険に。とお金を貯めているということは、逆に任天堂は今後何かあると思って不安になっているということもできるのです。

 

その内部保留金を使って、次の世界の流れを生み出すための研究費に充てたりもできるだろう。

そういう選択肢は、はたして浮かんでいるのでしょうか。

 

お金は思考力に直結する

 

こんなふうに、個人でも組織でも。

 

お金に対する接し方で、思考力や長期的な予想が分かってくることがあります。

 

だから、BI はインフラ化するべきなんです。

 

BI が行われている国や地域の人たちは、お金の面での思考力が確実に上がるわけですから。

 

 

 

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参考:

 

貧乏は視野と思考を狭くしてしまう

 

いま、学校で(3) 貧困が招く「10歳の壁」

www.nishinippon.co.jp