風景研究所【Lab Landshaft Offical Blog】

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【仕事がなくなっている理由】仕事のなくなる世界で、どう対処すればいいのだろう

今日は TED のスピーチを紹介します。

 

TED日本語 - オーギー・ピカード: 製造業の仕事が減っている本当の理由

digitalcast.jp

 

この中で彼は、機械化と効率化こそが仕事がなくなる原因であり、一つの国の産業を守ろうとする行為は、無意味で不可能である。

そう語ります。

 

彼の語った内容はアメリカの実態ですが、

そこから日本ではどうなっているか。

日本がやるべきは、国際社会のなかで日本が分業できる産業を育てることである話をしたいと思います。

 

 

スピーチのおおまかな内容紹介

 

  • 製造業の87%がなくなり、失業が増えている。

 

  • ベトナムなどの賃金の安い国に労働が流れていることが理由だと言われている。
  • だから、その流れから国の仕事を守るために保護貿易(関税等を高くする)を求める声が上がっている。

 

  • 実際には、機械化と国際的な分業システムによって、仕事自体が効率化してなくなっているのである。

 

  • ひとつの商品を作るために、多くの国に仕事を分業している状態こそ、今、高品質な商品を低価格で購入できる理由である。

 

  • ひとつの国に保護貿易(関税をあげる)をすると、その国との間で行われていた分業に関わる、他すべての商品も値上げしてしまい買えなくなる。

 

  • 機械化、効率化でなくなる仕事を守るために、保護貿易をすることは、そうした問題を引き起こすだけである。
  • だから、保護貿易を求める声は間違っている。

 

まとめ:

  1. 国際的にそれぞれの国で分業を行いことで、高品質で安い商品をつくるシステムが存在している。
  2. 仕事がなくなり理由は、他国との労働への賃金の差ではない。機械化や効率化のためである。

 

日本でこそ作れる部品や文化での分業をめざそう

 

 すでに、工業製品は中国で作るよりも日本で作ったほうが安いと言われています。

 

円安や、中国の急成長、日本経済の衰退等。

 

理由はいくつもありますが、今の日本は、スピーチのアメリカとは真逆で労働力が安い国になっていきているのです。

 

そんな日本であっても、仕事は少なくなっています。

 

スーパーのレジも、銀行業務なども。

機械化やAIの導入で、どんどん人の仕事がなくなっています。

 

 

 

スピーチ中で、国際分業という話が何度も出てきます。

 

とある製品を作るために、アメリカ製の部品、イタリア製の部品、日本製の部品 などなど。

 

もはや一つの製品を一国で作っている状況は、ほとんどないというのです。

そして、そのシステムこそが、よい製品を安く購入できるようになる理由だというのです。

 

確かに製造業は機械化、効率化でどんどん仕事はなくなります。

これから、その流れはますます加速していくでしょう。

 

 

その中で、日本がどうすればいいのでしょうか。

 

スピーチでは、「~。だからこそ、保護貿易はしないほうがいい。」ということが結論となっています。

だから、仕事がなくなることについては、その後にどうすればいいのか。彼は考えを語っていません。

 

 

簡単に言えば、日本から出せる物を増やしていけばいいのです。

 

そして、それは製品の部品だけじゃない。文化だって貿易にだせます。

 

超高齢社会の現状への対処を知識として、出すのもいいでしょう。

 

以前、BIの話を書きましたが、BIで成り立つ社会の実験を国をあげて行っても歓迎されるでしょう。

 

www.lab-landshaft.com

 

 

仕事がなくなる世界でどう生きるかを考えてみよう

 

大事なのは、仕事がなくなるから守ることではありません。

仕事は、機械化と効率化で必ず減少します。

 

その際に、どうするのか。

保護貿易という手段は、このスピーチの通り、むしろ問題しかありません。

 

ですが、多くの人々が仕事がないことに危機感を覚えて、広がっている解答の一つが保護貿易ということなのです。

 

 

あなたなら、どうしますか?どうすればいいと思いますか?

将来の自分のこどもたちは、仕事がない世界でどうすごすのでしょう。

 

現実的な話なら、先ほど書いた文化の発信で国際分業に参加するのがよいのではないでしょうか。

 

 

ですが、もし、もっと良い未来を目指すのなら。

 

さっさとBIを初めて、仕事が少なくても国家が維持できることを世界に証明するというのをやってみてほしいです。

 

仕事しなくても生活できるのなら、それこそ、もっと面白いものを世界に発信できる余裕が生まれますから!!

 

 

参考:

digitalcast.jp

 

 

 

 

 

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